メロンが苦い事件 [グルメ]
先日、実家に帰省した時、
親からメロンを一箱(3個入り)いただいて帰ってきました。
そのメロンが信じられないくらい苦かったんです!
あんなに苦いメロンは初めてだったので、
それにまつわる一連のお話を。
貰ってくるときから、一つ少し表面が柔らかくなっていて
(例えるならモモをぶつけてしまって傷んだような状態)
「早めに食べた方がいいね」という話はしていました。
少し前にお隣さんからキュウリやナスをいただいていたので、
お返しにメロンを一つ持って行きました。
一番傷んでいたメロンを食べることにしました。
傷んでいる部分は切り落として。
半分に割ってみると、種の部分て一番ジューシーじゃないですか。
ところが、なんだか少し様子が違いました。
種の部分が見慣れたジューシーさではないのです。
「傷んでるから、熟しすぎるとこうなるのかな」
くんくん・・・と匂いを嗅いでみましたが、
普通にメロンの匂いしかしません。
食べてはいけないような匂いはしなかったのです。
それで、まぁ、それなりに甘かったですし、普通に食べました。
3個の内の1個はお隣におすそ分けしてますので、
残り1個。
これも冷蔵庫に入れて3日くらい経ってから、
また食べようとしました。
表面は最初に食べたメロンのように傷んだ部分が少しだけありました。
けれど最初の1個と比べると、ほんの少しだけです。
状態は良い方でした。
こんな感じ↓
半分に切ると、やっぱり1個めと同じような
種の部分のジューシーじゃない感。
少し色がくすんでいます。でも、匂いは変じゃない・・・。
変色した部分などは切り取り、食べました。
1口目・・・・・んー・・・甘くない・・・
2口目・・・・・ん・・・?苦い・・・かな?でもメロンて少し苦いよね。
3口目・・・・・・・・・・・・苦っ!苦ーい!!!
という鈍感さ(笑)
一緒に食べていた旦那さんは、
一口目で余りの苦さに吐き出しました。
これは尋常ではありません。
尋常ではない苦さです。
例えるならばゴーヤの苦さを10倍くらいにした感じ。
食べるのをやめました。
そして、心配しました。
「おとなりさん・・・大丈夫だったかな・・・」
そして、わたしがとった行動は・・・。
①メロンをくれた親に電話。
生産者番号が書いてあるメロンが入っていた箱の写真をメールで送付。
⇒購入したお店へ問い合わせしてもらいました。
②JAへメール。
このメロン自体の取り扱いJAは分からなかったので、
メロンの産地でメロンの扱いが多いと思われるJAに、
「メロンが苦かった場合どうすればいいか。健康被害はあるか」等の質問を
メールで送りました。
③県の消費者センターにメール。
JAへ送ったのと同じ内容のメールを送りました。
以上3つです。
②と③はどちらかでも回答がいただければいいなぁと思って送りました。
その結果、
JAからは、「その品種の取り扱いはありません」の一言だけ返信がありました。
・・・クレームと思われたのかな・・・取扱いなくても教えてくれてもいいじゃない・・・。
メロンのプロでしょうに・・・。
冷たい・・・。優しくない・・・。
県の消費者センターからは、大変丁寧なメールをいただきました。
内容は、次の通りです。
メロンが苦かった時に参考にしてください。
-------------------------------------
(返信メールより抜粋)
メロンの苦みについては
1.メロンが熟しすぎてエタノール、酢酸エチル、炭酸ガスなどの刺激物が生成された。
2.メロンなどのウリ科作物に特有な苦み成分(ククルビタシン)が、通常より多く含まれていた。
3.メロンの病気である「バラ色カビ病」の病害部分があった。
が考えられます。
なお3.のカビに冒されたウリ科作物は、菌の発育を抑えるために
ククルビタシン(ゴーヤの苦味成分)という苦み物質を急増させるため、
病害部には舌がしびれるほど強い苦みがあります。
ククルビタシンそのものは食べても人体には影響ありません。
また、一般的に農薬などの化学薬品が原因でメロンが苦くなるとは考えられません。
健康被害等については下痢等の症状が出る可能性が考えられますが,
ご不安でしたら最寄りの保健所にご相談下さい。
なおその際,残っているメロンの現物を持参して下さい。
>弁償等の手続き方法はありますか?(←わたしの質問の一つ)
保存方法等によっても品物の状態が変わってしまうため一般的な取り決めは
無いようです。
購入した店舗に経緯を伝え,別の商品と交換となるのが一般的な解決方法
かと思います。
また店舗によっても対応が異なるので一度購入店舗にご相談なさるか,
当消費生活センター
までご相談願えればと思います。
-------------------------------------
カビだったんですね・・・。
言われるとそんな気もするような。
でも見たことなかったのでわかりませんでした。
いただいたモノなので、多少状態がおかしくても
ありがたく美味しくいただきたいという気持ちが強かったんですよね。
あ。お店への問い合わせをした父からの連絡によると、
代金返金で終了したようです。
クレーマーですね(笑)
けれど、1個目があまり苦くなかったにしても、
状態は同じでしたから同じカビに侵されていたことは明らかです。
一箱全部カビメロンだったわけです。
お隣さんに会った時に「メロン大丈夫でした?苦くなかったですか?」
と聞きましたら、一応なんでもなかったとは言っていましたが・・・。
この、ばら色カビ病はメロンだけではなく、水分が多くて甘い果物
(モモやスイカ・バナナなど)もなるそうなのでご注意を!
それにしても、あの苦さはカビのせいではなく、
カビを抑え込むためにメロンが出していたという点に
なんだか感動を覚えつつ。
以上が「メロンが苦い事件」の全貌でした。
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親からメロンを一箱(3個入り)いただいて帰ってきました。
そのメロンが信じられないくらい苦かったんです!
あんなに苦いメロンは初めてだったので、
それにまつわる一連のお話を。
貰ってくるときから、一つ少し表面が柔らかくなっていて
(例えるならモモをぶつけてしまって傷んだような状態)
「早めに食べた方がいいね」という話はしていました。
少し前にお隣さんからキュウリやナスをいただいていたので、
お返しにメロンを一つ持って行きました。
一番傷んでいたメロンを食べることにしました。
傷んでいる部分は切り落として。
半分に割ってみると、種の部分て一番ジューシーじゃないですか。
ところが、なんだか少し様子が違いました。
種の部分が見慣れたジューシーさではないのです。
「傷んでるから、熟しすぎるとこうなるのかな」
くんくん・・・と匂いを嗅いでみましたが、
普通にメロンの匂いしかしません。
食べてはいけないような匂いはしなかったのです。
それで、まぁ、それなりに甘かったですし、普通に食べました。
3個の内の1個はお隣におすそ分けしてますので、
残り1個。
これも冷蔵庫に入れて3日くらい経ってから、
また食べようとしました。
表面は最初に食べたメロンのように傷んだ部分が少しだけありました。
けれど最初の1個と比べると、ほんの少しだけです。
状態は良い方でした。
こんな感じ↓
半分に切ると、やっぱり1個めと同じような
種の部分のジューシーじゃない感。
少し色がくすんでいます。でも、匂いは変じゃない・・・。
変色した部分などは切り取り、食べました。
1口目・・・・・んー・・・甘くない・・・
2口目・・・・・ん・・・?苦い・・・かな?でもメロンて少し苦いよね。
3口目・・・・・・・・・・・・苦っ!苦ーい!!!
という鈍感さ(笑)
一緒に食べていた旦那さんは、
一口目で余りの苦さに吐き出しました。
これは尋常ではありません。
尋常ではない苦さです。
例えるならばゴーヤの苦さを10倍くらいにした感じ。
食べるのをやめました。
そして、心配しました。
「おとなりさん・・・大丈夫だったかな・・・」
そして、わたしがとった行動は・・・。
①メロンをくれた親に電話。
生産者番号が書いてあるメロンが入っていた箱の写真をメールで送付。
⇒購入したお店へ問い合わせしてもらいました。
②JAへメール。
このメロン自体の取り扱いJAは分からなかったので、
メロンの産地でメロンの扱いが多いと思われるJAに、
「メロンが苦かった場合どうすればいいか。健康被害はあるか」等の質問を
メールで送りました。
③県の消費者センターにメール。
JAへ送ったのと同じ内容のメールを送りました。
以上3つです。
②と③はどちらかでも回答がいただければいいなぁと思って送りました。
その結果、
JAからは、「その品種の取り扱いはありません」の一言だけ返信がありました。
・・・クレームと思われたのかな・・・取扱いなくても教えてくれてもいいじゃない・・・。
メロンのプロでしょうに・・・。
冷たい・・・。優しくない・・・。
県の消費者センターからは、大変丁寧なメールをいただきました。
内容は、次の通りです。
メロンが苦かった時に参考にしてください。
-------------------------------------
(返信メールより抜粋)
メロンの苦みについては
1.メロンが熟しすぎてエタノール、酢酸エチル、炭酸ガスなどの刺激物が生成された。
2.メロンなどのウリ科作物に特有な苦み成分(ククルビタシン)が、通常より多く含まれていた。
3.メロンの病気である「バラ色カビ病」の病害部分があった。
が考えられます。
なお3.のカビに冒されたウリ科作物は、菌の発育を抑えるために
ククルビタシン(ゴーヤの苦味成分)という苦み物質を急増させるため、
病害部には舌がしびれるほど強い苦みがあります。
ククルビタシンそのものは食べても人体には影響ありません。
また、一般的に農薬などの化学薬品が原因でメロンが苦くなるとは考えられません。
健康被害等については下痢等の症状が出る可能性が考えられますが,
ご不安でしたら最寄りの保健所にご相談下さい。
なおその際,残っているメロンの現物を持参して下さい。
>弁償等の手続き方法はありますか?(←わたしの質問の一つ)
保存方法等によっても品物の状態が変わってしまうため一般的な取り決めは
無いようです。
購入した店舗に経緯を伝え,別の商品と交換となるのが一般的な解決方法
かと思います。
また店舗によっても対応が異なるので一度購入店舗にご相談なさるか,
当消費生活センター
までご相談願えればと思います。
-------------------------------------
カビだったんですね・・・。
言われるとそんな気もするような。
でも見たことなかったのでわかりませんでした。
いただいたモノなので、多少状態がおかしくても
ありがたく美味しくいただきたいという気持ちが強かったんですよね。
あ。お店への問い合わせをした父からの連絡によると、
代金返金で終了したようです。
クレーマーですね(笑)
けれど、1個目があまり苦くなかったにしても、
状態は同じでしたから同じカビに侵されていたことは明らかです。
一箱全部カビメロンだったわけです。
お隣さんに会った時に「メロン大丈夫でした?苦くなかったですか?」
と聞きましたら、一応なんでもなかったとは言っていましたが・・・。
この、ばら色カビ病はメロンだけではなく、水分が多くて甘い果物
(モモやスイカ・バナナなど)もなるそうなのでご注意を!
それにしても、あの苦さはカビのせいではなく、
カビを抑え込むためにメロンが出していたという点に
なんだか感動を覚えつつ。
以上が「メロンが苦い事件」の全貌でした。
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