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『最強のふたり』観ました [映画]

映画館で観たかったのですが、タイミングが合わず観ていなかった映画の一つ。

『最強のふたり』

観ました。

2011年のフランス映画で、実話を元に作られているそうです。
原題のINTOUCHABLEは『無敵』ということなのでしょうか。

よく観るハリウッド映画とは、空気感が少し違うな・・・という感じがします。
登場人物たちの感情を表情や口調から感じさせるようなところがあります。
設定などの丁寧な説明はあまりありません。
じっと耳をすまして、話から想像して、背景を理解していきます。
知るために心を寄せるのです。
ゆえに、わたしたちは、より近く彼らを感じるのだろうと思いました。

それを実現させているのが、俳優のみなさんの演技。
特にフランソワ・クリュゼ演じるフィリップは、首から下は動かないわけですから、
表情だけで実に複雑な感情を表現していると思いました。
喜んでいるのか戸惑っているのか怒っているのか嫉妬しているのか・・・
どれも混ざり合った複雑な感情。

きっと、観る人によって違うのだろうと思いますけど。

ドリス役のオマール・シーはコメディアンでもあるそうです。
フィリップとは逆に、表情もアクションも分かりやすいかもしれません。


最強のふたりの内の一人、事故で首から下すべて麻痺しているフィリップ。
50代くらいのクラシック音楽や美術品・オペラなどを愛する大富豪です。
もう一人、スラムの黒人青年ドリス。20代くらいで無職。好きな音楽はロックンロール。
フィリップの屋敷に訪れた理由も、仕事を得るためではありません。
介護者を雇うときの面接に、
失業手当をもらうための「就職活動をしたけれども不採用」の書類をもらうのが目的でした。

そんなドリスをフィリップは採用します。
他の介護を仕事にしようという多くの応募者ではなく。

ドリスは介護の方法なんて知りません。
障害のある人がどういうものかも知りません。

そんな人がどうしてフィリップの最強のパートナーになれるのか・・・。

観ていない方は、是非観ていただきたいと思いました。


身分違いの2人の友情を描いた映画。こちらもどうぞご覧ください。
http://grapefruits-jam.blog.so-net.ne.jp/2014-08-05-1


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